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2021.10.22日本経済と持続可能な成長
政策提言ハイライト
認知症の新薬、高齢社会の医療費を議論する好機に
榊麻衣子
アルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」が、日本で年内にも承認されるか注目されています。発売されれば、初めてのアルツハイマー病「治療薬」となりますが、薬価は高額と予想され、医療財政を圧迫する可能性もあります。多数の患者が苦しむ病の新薬に、限られた医療費をどのように効率的・効果的に使うべきか、高齢社会の医療費のあり方について国民的な議論が急がれます。
FEATURE
アルツハイマー病新薬、認知症の社会的コスト、高齢社会の医療費
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2021.09.28地域経済と市民社会
政策提言ハイライト
オープンガバナンスを見据えたデジタル社会の実現
川本茉莉
デジタル社会形成の司令塔として、デジタル庁が発足しました。行政のデジタル化は、日本が長年取り組み失敗を重ねてきた歴史があります。デジタル庁をこれまでの失敗の二の舞にしないためには、単に「行政のデジタル化」だけを目標にするのではなく、その先にあるオープンガバナンスを見据えなければいけません。行政の都合ではなく、政策のエンドユーザーである市民の目線に立ったデザイン思考こそが、行政と市民の新しい連携の場を構築するために必要です。
FEATURE
行政のデジタル化、オープンガバナンス、デザイン思考
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2021.08.25日本経済と持続可能な成長
政策提言ハイライト
日本版トランジション・ファイナンスを作り上げろ
鈴木壮介
パリ協定が掲げる脱炭素社会。その実現に向けた金融手法、「トランジション・ファイナンス」が注目を集めています。国内でも大手海運業者を中心に調達が始まりました。しかし、トランジション・ファイナンスの活用は世界的に見ても低調です。資金提供者側からの理解が得られていないことが主な原因として挙げられています。政府、事業者、資金提供者が協力し、日本流の投融資環境を整備していくことが重要です。
FEATURE
トランジション・ファイナンス、脱炭素社会
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2021.07.28デモクラシー
政策提言ハイライト
ICT時代におけるメディア・リテラシー教育の
「世代間格差」を無くせ大森翔子
日本における個人のインターネット利用率は9割目前を迎えています。インターネットを通じた情報取得は常に「ソース・内容の確かさ」が問題となり、人々が「メディア・リテラシー」を持つことが求められています。しかし、現状、日本における「メディア・リテラシー教育」政策は、青少年を対象としたものが多く、インターネットの利用率が高まる高齢者まで行き届くプログラムを十分に展開できていません。海外の事例を参考に、「メディア・リテラシー」の世代間格差を無くすプログラムが、いま求められています。
FEATURE
ICT時代、メディア・リテラシー・世代間格差
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2021.06.30アジア地域
政策提言ハイライト
日本もパラダイムシフトの挑戦を
神田玲子
2021年5月、バイデン大統領は、2022年度の大型予算を公表しました。記者会見の席で、アメリカをコロナ前に戻すのではなく、より良いアメリカを目指して「パラダイムシフト」を実現すると強調しました。それは、グローバル化によってマイナスの影響を受けた人々に、質の高い労働の機会を提供することを意味します。パラダイムシフトを求められているのは日本も同じです。バイデン政権の挑戦を様子見している余裕はありません。
FEATURE
パラダイムシフト、国際秩序、争点化なき日本
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2021.05.31科学技術
政策提言ハイライト
人に優しいデジタル社会形成へ
羽木千晴
コロナ禍は、医療や行政手続きなど様々な分野でデジタル化への課題を浮き彫りにしました。そうした中、政府は9月発足予定のデジタル庁を司令塔として社会全体のデジタル化を目指す考えです。デジタル化自体が目的化することなく、デジタル技術やそれを運用する国・行政に対する国民の信頼のもと、デジタル社会を築くことが求められます。
FEATURE
デジタル化への課題、デジタル社会、デジタル庁
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2021.04.27科学技術
政策提言ハイライト
研究開発投資でイノベーションの土壌を育む
関島梢恵
イノベーションの実現には、研究環境や支援体制が鍵を握ります。しかし、日本の研究支援の仕組みや規模に対し、課題を指摘する声もあります。政府は今年3月、2050年カーボンニュートラルに向けた「グリーンイノベーション基金」をスタートさせました。予算総額2兆円という、日本では他に類を見ない大型の研究支援プロジェクトです。この基金から革新的な技術は生まれ育っていくのか、展開が注目されます。
FEATURE
イノベーション、研究開発投資
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2021.03.31科学技術
政策提言ハイライト
テレワークを感染症対策だけで終わらせないために
井上敦
新型コロナが蔓延するなかテレワークの利用が急速に広まっています。テレワークはコロナ危機前からワークライフバランスの改善や生産性向上を図る手段として期待されてきましたが、その利用は限定的でした。テレワークを感染症対策だけで終わらせずポストコロナ社会でも有効利用していくために、私たちは何を考える必要があるのでしょうか。今回の政策提言ハイライトではテレワークを生産性向上につなげるためのヒントをNIRA総研の研究成果をもとに紹介します。
FEATURE
テレワーク
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2021.02.28日本経済と持続可能な成長
政策提言ハイライト
リカレント教育を普及させるのは誰か
北島あゆみ
技術革新が急速に進行するなかで、企業の在り方や、人々の働く環境が大きく変わっています。新たなスキルや知識が求められ、改めてリカレント教育の必要性にスポットライトが当たっています。統計では再教育を受けたいと思っている人々が多いことが示されていますが、学び直しが進まないのは何故なのでしょうか。「人生100年時代」にあって、リカレント教育の受益者は誰で、どうしたら普及するのかを考えます。
FEATURE
学び直しに対するリターン、リカレント教育の受益者
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2021.01.27新型コロナ感染症
政策提言ハイライト
コロナ禍を期とした社会のデジタル化推進を
増原広成
目下、我が国は経済・社会のデジタル化という点において諸外国に後れを取っています。昨今のコロナ禍で、元来注目されつつあったテレワークが脚光を浴びていますが、テレワークの導入には様々な障壁があるとNIRAと慶應義塾大学教授大久保敏弘氏の共同調査は明らかにしています。我々はコロナ禍から何を学ぶべきなのでしょうか。今一度、確認をしたいと思います。
FEATURE
周回遅れのデジタル化、日本社会とテレワーク