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2024.02.16デモクラシー
政策提言ハイライト
ジェンダー平等を、日本のグランドデザインの中で描け
榊麻衣子
2023年、「ジェンダーギャップ指数」で、日本は過去最低の順位となりました。他方、少子化への危機感を背景に、日本社会に変化の兆しは出ています。また、旧統一教会、旧ジャニーズ、自民党派閥の裏金問題など、ここにきて昭和の旧弊からの決別を感じさせる出来事も続いています。日本のこれからのグランドデザインをどう描くか。少子高齢社会が正念場を迎える中、ジェンダー平等の実現は1人ひとりが生き生きと活躍する社会を築くための一里塚です。
FEATURE
ジェンダー平等、少子高齢社会、昭和の旧弊からの決別
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2024.01.30デモクラシー
政策提言ハイライト
ビジョンの共有と政策形成、そのプロセスを明確にせよ
神田玲子
長年議論されているが実現しない政策の1つに給付付き税額控除があります。この政策は、教育格差のみならず、義務教育後の雇用、そして生活にも影響を与えます。しかしながら、採用に至らないのは、一領域の専門家内での議論に終始しているからでしょう。税の専門家に加え、教育政策、福祉政策、雇用政策を担当する専門家が集まり、政策の必要性やアプローチ、体制について議論すべき課題だと考えます。
FEATURE
給付付き税額控除、教育格差、ビジョン
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2024.01.25日本経済と持続可能な成長
研究員インサイト
全国的な広まりを見せるコード決済
関島梢恵
近年のキャッシュレス化で台頭しているコード決済等は、その普及に地域差があるのでしょうか。本記事では、NIRA総研で実施した「キャッシュレス決済実態調査」のデータを用い、2018年と2023年における地域別のコード決済等の決済額比率を分析した結果を報告します。
FEATURE
キャッシュレス、コード決済、地域間比較
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2023.12.25デモクラシー
研究員インサイト
Why are Japanese Political Parties so similar?
The nature of electoral systemsAbigale Dixon
本稿は英国出身のインターン生、アビゲイル・ディクソンが、政党間の政策の違いが小さいとされる日本の政党政治の背景を論じたものです。1994年の中選挙区制から小選挙区比例代表並立制への選挙制度の変更は、有権者の選好に適応する政党のインセンティブを強め、政党のイデオロギー位置が中位にシフトする可能性を高めました。イデオロギー的に分極化した有権者にアピールする英国とは状況が異なります。選挙制度が政党政治に及ぼす影響はさらなる検証が必要です。【英語論稿】
FEATURE
政党間の政策差異、選挙制度、日英比較
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2023.12.15デモクラシー
研究員インサイト
政府への信頼、国会への信頼、一般的信頼と公共サービスへの負担の関係
竹中勇貴
政府への信頼、国会への信頼、一般的信頼の高まりは、人々が公共サービスへの負担を受容することにつながるのでしょうか。本記事では、2023年に実施された「第1回政治・経済・社会に関する意識調査(NIRA基本調査)」のデータを使い、医療や子育て支援といった公共サービスの分野によって、3種類の信頼と負担意思の関係がどのように異なるかを分析した結果を報告します。
FEATURE
政府・国会への信頼、一般的信頼、負担意思
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2023.12.14日本経済と持続可能な成長
政策提言ハイライト
事業成長担保権に実効性を持たせる
鈴木壮介
世界的な新型コロナウイルス感染症の感染爆発は収束し、平時に戻りつつあります。NIRA総研の調査によると、コロナ禍の政策決定について、人々の期待は国よりも自治体のほうが高いようでした。その一方で、日常で地域における意思決定にはどの程度の関心が持たれているのでしょうか。コロナ後においても、変動の激しい社会の足腰を強めていくために、地方政治や議会に対する関心を醸成することが必要です。
FEATURE
スタートアップ、事業成長担保権
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2023.12.05日本経済と持続可能な成長
政策提言ハイライト
「異次元の少子化対策」、日本の人口問題に立ち向かうための必要な要素とは
Jonathan Webb
2023年、岸田政権が「異次元の少子化対策」と「こども未来戦略方針」を打ち出し、日本の少子化を食い止めるラストチャンスだと宣言しました。少子化対策の予算を倍増する政府の提案が議論される中、本稿では少子高齢化問題を巡る、税制と社会保険の問題と見直し、婚姻率低下の影響等、多角的な課題と対策について検討します。
FEATURE
少子化対策、税制改正、日本の未来
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2023.10.19デモクラシー
政策提言ハイライト
2023年に地方分権改革を再考する
竹中勇貴
2023年は地方分権改革30周年の年です。ここ30年の地方分権改革について、ある程度は進んでいるという共通認識は論者の間でありながら、評価が分かれているところもあります。同じ現象に対して、集権的であるとする評価と分権的であるとする評価に分かれることさえあります。今後、国と地方の関係を考える際には、このような論者の評価はもちろん人々の意識もより深く考慮していく必要があるでしょう。
FEATURE
地方分権改革、地方創生、世論
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2023.09.22地域経済と市民社会
政策提言ハイライト
コロナ禍の経験から振り返る地域の政策決定
渡部春佳
世界的な新型コロナウイルス感染症の感染爆発は収束し、平時に戻りつつあります。NIRA総研の調査によると、コロナ禍の政策決定について、人々の期待は国よりも自治体のほうが高いようでした。その一方で、日常で地域における意思決定にはどの程度の関心が持たれているのでしょうか。コロナ後においても、変動の激しい社会の足腰を強めていくために、地方政治や議会に対する関心を醸成することが必要です。
FEATURE
地方自治、新型コロナウイルス、民主主義
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2023.08.21デモクラシー
政策提言ハイライト
「不在者」の声を想像し、社会の形を描き直す
宇田川淑恵
近年、若者の投票率の低さや政治への無関心な態度が問題視されています。そして、投票しないことで、政治や現状への不満がないと解釈されることも多くあります。しかし、彼らは本当に政治に関心がなく、現状に満足しているのでしょうか。投票をしない若者の背景を探り、彼らの意向を把握することは、進行する若年層の政治離れを食い止める大きな鍵となるでしょう。社会の一員である「不在者」の実情を理解し、視座を高め、社会を描き直すことが今必要だと考えます。
FEATURE
不在者の意向、民主主義、若者の政治参加