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2020.02.25日本経済と持続可能な成長
高齢者が活躍できる社会へ
日本では人口減少・少子高齢化が進み、労働力人口減少への対応が大きな課題となっています。高齢者の人口比率が高まる中、今後ますます、シニアを含めたあらゆる人材の活用が重要となります。現在、高年齢者が安定的に雇用される制度が検討され、見直されていますが、現場の環境整備には課題が残っています。高齢者に対しては依然、差別や偏見、いわゆる「エイジズム」があります。重要なのは高齢者を正しく理解し、どうサポートすればいいのかを考え、高齢者が活躍できるような環境を整備していくことです。【著:渡邊翔太】
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2020.01.31デモクラシー
ポピュリズムを生む政治不信と既成政党の変化
2019年12月のイギリス総選挙では、Brexitの是非が大きな争点の選挙でした。そんな選挙の裏で、ポピュリズムの拡大の兆候が見られました。近年、話題となっているポピュリズムは、政治不信によって勢力を拡大させています。さらに、新しい政党によってだけではなく、政治不信をもとに従来の政党の姿を変え、拡大していくのかもしれません。この傾向は、イギリスやヨーロッパだけでなく、今後、政治への不信が広がっている日本にも当てはまっていく可能性があります。【著:澁谷壮紀】
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2018.12.25デモクラシー
ポピュリズムを招く新しい「政治的疎外」の時代
世界各国で「反既成政治」の潮流が強まっています。共通要因に、グローバル化や技術革新により社会から取り残された人々の不満があります。人々の意識がどのようにポピュリズムに向かうのかを探り、日本にもポピュリズム現象が発生する十分な下地があることを論じます。【著:谷口将紀】
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2018.09.10デモクラシー
ポピュリズムの本質
―「政治的疎外」を克服できるか―国民の不安や不満に訴える欧米先進国のポピュリズムは、社会に根を下ろしつつあるようにみえます。それは、果たして、今を生きる私たちにとって、何を意味するのでしょうか。各国の政治事情に詳しい第一線の専門家が執筆した本書は、私たちにヒントを与えてくれます。【編著:谷口将紀・水島治郎】
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2018.05.01地域経済と市民社会
中核層が活躍できる社会の構築
―個人の尊重と信頼の醸成が鍵―国や地域のために貢献し、社会の変化をけん引していく人々を増やすにはどうすればよいのでしょうか。社会の変革を担っていく人々を、私たちは「中核層」と呼び、研究を行ってきました。中核層が活躍するためにどうすべきか、研究に関わったビジネスリーダーと政治学者が対談をしました。【対談:牛尾治朗、宇野重規】
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2018.04.25デモクラシー
ローカル・コモンズの可能性
日本各地で空き地や空き家などが増加する中、土地の共同活用を図る動きがみられます。それは現代的「コモンズ」ともいえるものです。その可能性は土地利用に留まらず、地域を超えて形成することができるのです。【著者:宇野重規、早川誠】
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2017.10.01デモクラシー
NIRA総研 中核層調査
自分の生き方を選択し、かつ社会に積極的に関わっていこうとする人々は、どの程度、社会に存在するのでしょうか。それを探るために、私たちは、アンケート調査を行いました。本調査の結果、中核層は収入や学歴によらず存在し、政策に対し高い意識を持つことが明らかになりました。