-
2022.12.27科学技術
政策提言ハイライト
メタバースの可能性:産官学の連携と持続可能な仕組みを整えた発展を目指せ
大森翔子
VRやARなど、既存のデジタル諸技術の汎用性を高めた「メタバース」が、言葉として世界の流行になっています。しかし、日本国内の社会調査を見ると、メタバースの浸透度は高くありません。様々な分野への応用が期待されるメタバースが発展するためには、産官学の連携と持続可能な仕組みを考慮し、ユーザーのニーズに応えるサービス展開が必要です。
FEATURE
メタバース、産官学の連携、持続可能な仕組みづくり
-
2021.05.31科学技術
政策提言ハイライト
人に優しいデジタル社会形成へ
羽木千晴
コロナ禍は、医療や行政手続きなど様々な分野でデジタル化への課題を浮き彫りにしました。そうした中、政府は9月発足予定のデジタル庁を司令塔として社会全体のデジタル化を目指す考えです。デジタル化自体が目的化することなく、デジタル技術やそれを運用する国・行政に対する国民の信頼のもと、デジタル社会を築くことが求められます。
FEATURE
デジタル化への課題、デジタル社会、デジタル庁
-
2021.04.27科学技術
政策提言ハイライト
研究開発投資でイノベーションの土壌を育む
関島梢恵
イノベーションの実現には、研究環境や支援体制が鍵を握ります。しかし、日本の研究支援の仕組みや規模に対し、課題を指摘する声もあります。政府は今年3月、2050年カーボンニュートラルに向けた「グリーンイノベーション基金」をスタートさせました。予算総額2兆円という、日本では他に類を見ない大型の研究支援プロジェクトです。この基金から革新的な技術は生まれ育っていくのか、展開が注目されます。
FEATURE
イノベーション、研究開発投資
-
2021.03.31科学技術
政策提言ハイライト
テレワークを感染症対策だけで終わらせないために
井上敦
新型コロナが蔓延するなかテレワークの利用が急速に広まっています。テレワークはコロナ危機前からワークライフバランスの改善や生産性向上を図る手段として期待されてきましたが、その利用は限定的でした。テレワークを感染症対策だけで終わらせずポストコロナ社会でも有効利用していくために、私たちは何を考える必要があるのでしょうか。今回の政策提言ハイライトではテレワークを生産性向上につなげるためのヒントをNIRA総研の研究成果をもとに紹介します。
FEATURE
テレワーク
-
2020.10.15科学技術
政策提言ハイライト
5Gと連動、AR/VR...xRのサービス開発に出遅れるな
榊麻衣子
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の開発は、これまでゲームなどのエンターテインメント分野が先行してきましたが、5Gの普及で、ビジネスユースが大きく進展する見込みです。しかし、世界の成長予測に比べ、日本の市場規模は鈍い伸びにとどまると予測されています。ここ数年の取り組みが世界での主導権を決める可能性があります。5Gの本格運用に向けて、AR/VRの積極的なサービス開発が望まれます。
FEATURE
5G、VR、ビジネスユース
-
2020.05.29科学技術
政策提言ハイライト
新型コロナウイルスによる健康格差、経済格差の拡大を防げ
井上敦
世界中の健康と経済に大きな影響を及ぼしている新型コロナはすべての人に襲いかかる脅威ですが、その影響は一様ではなく、社会的な格差が拡大する恐れがあります。今回の政策提言ハイライトでは、低所得者など社会的に弱い立場にある人が、新型コロナによる健康リスクと経済リスクに特に強く晒されている現状を、NIRA総研の最新の研究成果をもとに紹介しています。
FEATURE
ワクチン、脱炭素社会