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ポピュリズムの本質
―「政治的疎外」を克服できるか―

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2018.09.10

 欧米各国で、ポピュリズム政党が大きな注目を集め続けています。2017年の欧米先進国で実施された選挙では、反既成政党を掲げるこのポピュリズム勢力が台風の目となりました。単なる選挙結果の解説にとどまらず、各国の歴史や文化・選挙制度について、わかりやすく説明されています。なぜポピュリズムが台頭しているのか、その背景にある各国の事情とその共通点について、理解が深まりました。
【ナビゲーター:川本茉莉】 

2018年9月発売!!
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編著:谷口将紀 NIRA総研理事/東京大学教授、水島治郎 千葉大学教授
発行:中央公論新社
定価:2000円+税



概要

 欧米各国で大きな注目を集め続けるポピュリズム政党。2017年の欧米先進国で実施された選挙では、反既成政党を掲げるこのポピュリズム勢力が台風の目となりました。各国の選挙について第一線の学者が解説しながら、ポピュリズムの根源を「政治的疎外」をキーワードに読み解きます。

目次

序 章  忍び寄る「新しい政治的疎外」(谷口将紀)
第1章  イギリス―二大政党制に包含されるポピュリズム?(小舘尚文)
第2章  アメリカ―弱い政党組織と強い党派性が生んだポピュリスト政権(飯田連太郎)
第3章  オランダ―変容する「最先進国」のデモクラシー(水島治郎)
第4章  フランス―既成の政党システムの終焉と新たな世代による政治(野中尚人)
第5章  ドイツ―戦後の政治体制を揺さぶるポピュリズムの驚異(小舘尚文)
終 章  ポピュリズムの拡大にどう対応するか(水島治郎)

著者

谷口将紀   NIRA総研理事/東京大学大学院法学政治学研究科教授
水島治郎   千葉大学法政経学部教授
小舘尚文   アイルランド国立大学ダブリン校社会科学・法学部専任講師
飯田連太郎  在米日本大使館専門調査員
野中尚人   学習院大学法学部教授

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